今日は久々のテキストでのブログです。
ここのところYouTubeでの動画ばっかりでしたが、たまにはテキストでも。
YouTube動画も最近ではショート動画が流行りだし、長い動画の視聴維持率が落ちてきています。
それほど集中力が落ちて学ぶことをしないヒトが増えてきてることかと思います。
ぜひ当院と関わっておられる方にはそうはなって欲しくないですね。
ちゃんと見て知って考えてご自身で行動できる。私も同じくそうありたいものです。
では本題です。
昨日の休診日にお花見に行ってきました。
天気も良くて暖かくて最高でした。
写真撮りまくりましたが、いつもながら私が写ってるのは一枚もありません...
ここで私流の自然の楽しみ方を無理やり書いていこうと思います。
自然は遺伝子による生存競争です。地球にある環境下で生きていく上で、共存と淘汰を繰り返して今があります。
日当たりの良い場所では草木が育ち、そうでない場所では苔が育ち、高温多湿ではシダが育ちます。
置かれた環境で咲きなさいとはまさにこのことですね。
この時期の大悪である杉は戦後の植樹政策で各地方に植えられました。
針葉樹は早く伸びるのが特徴で、さらには燃えやすく燃料に利用されます。
そのため植樹しては伐採を繰り返して利用できていましたが、
自然保護運動が強まり伐採しなくなったために成長の限界を超えて花粉を異常に飛ばし、
花粉症に悩まされる人が増えました。
自然をいじくり回すのはよくないことかも知れませんが、
一方でこの季節を彩るソメイヨシノもヒトの手が加えられまくったものです。
ソメイヨシノは元々あった品種ではなく、別の品種同士を掛け合わせた雑種です。
そして、自然交配で生存競争を勝ち抜いてきたワケでもありません。
ソメイヨシノは同じ遺伝子を持つクローンで挿木などをして数を増やしてきました。
挿木は枝をとって土に刺すと、そこからまた根が出て木へとなります。
ここも遺伝子の面白いところで枝になった細胞がまた環境が変われば根を出すことができるということです。細胞は不思議に満ち溢れています。
ヒトの細胞も同じく皮膚になった細胞でも遺伝子は全てをつくることができる因子を兼ね備えています。
その中で皮膚以外の因子が発現しないようにマスクすることで皮膚が発現できているのです。
一つの細胞から髪や筋肉や内臓など全てをつくることができるということです。
自然界で起こり得ないことはヒトの体でも同じく起こることはありません。
そういう意味でも自然はとても勉強になります。
花が果糖をつくる理由も、ヒトが果糖で狂う理由も同じです。
自然に触れて感じて疑問を持って答えを導き出す。最高の自然遊びです。